2009年9月6日日曜日

現代画報|医者不足

先日、ある新聞記事に女優の藤原紀香さん主演のドラマが10月からスタートすると紹介されていました。
藤原紀香さんの役は「産婦人科医」だそうです。ドラマの内容は、大学病院の産婦人科病棟で奮闘する医師たちの活躍と逆境をリアルに描いた社会派ドラマとのことです。
ドラマ主演にあたり、藤原紀香さんは病院に出向き帝王切開の手術を間近で取材したそうです。もちろん、患者さんの了解を得てだそうですが・・・。「生まれてすぐ喜んでいる間もなく、母体の縫合にとりかかっていた。平均睡眠時間2~3時間で現場の先生方は頑張っている。一生懸命救っても、訴訟の確立は一番高い。なんとかならなのか」というコメントを出していました。
以前、テレビの情報番組で「医者不足」をテーマにした特集が放送されていたように思います。産婦人科に限らず、急病患者でも「受け入れ拒否」という理由からたらい回しにされる・・・という状態が起きているようです。実際に、命を失った方のニュースも流れたことがあります。救急の連絡を入れてから、何時間もかかりやっと受け入れ可能な病院が見つかった・・・という状態もあるようです。
実際に病院で働く医者は、睡眠時間もほとんどなく、休暇もなく患者さんの為に全力を尽くしていらっしゃるかもしれませんが、「医者不足」から自身の体を休ませることができない状態になっているのではないでしょうか。
先日の衆議院選挙で「政権交代」が実現しました。今の「医者不足」の状態を改善することができるのでしょうか。そして、「受け入れ拒否」という状態を失くすことができるのでしょうか。「国民のための政治」と選挙中もアピールしていたようですが、「国民のための政治」はこういった深刻な状況も考えなくてはならないのでは・・・と思います。


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