2009年9月21日月曜日

現代画報 けいれん性発声障害

先日、あるテレビ番組で「けいれん性発声障害」についての特集が紹介されていました。
「けいれん性発声障害」とは、のどが締め付けられるような声になったり、震えたりする音声障害のことだそうです。リラックスした場面では自然に、そして楽に声が出せるのですが、緊張した場面になると、極端に声が出しにくくなるというものだそうです。例えば、周囲の人から単に緊張しているせいで声が出ないと思われたり、電話応対や人前で話をすることが難しくてもそれらを課せられたりなど、なかなか人には理解してもらえないそうです。
しかしけいれん性発声障害は、現在のところ医療従事者でも診断が難しく、治療できる医療機関も限られているようで、相談する相手もなかなか見つからないのが現状のようです。
番組内でインタビューに答えていた女性が、かなりの医療機関を利用したそうです。耳鼻咽喉科、心療内科、精神科・・・数年ほど通院したそうです。ですが、「けいれん性発声障害」という診断を受けるまでは「精神的なものでしょう」という診断しか受けなかったようです。そして、女性はきちんと話している状態であっても「声がガラガラすぎて聞きづらい」と周りからよく言われるそうです。かなりつらい思いをされているようです。
新しい治療法として、ボツリーヌス菌毒素を声帯を動かす筋に注射して、収縮しすぎている筋を一時的に麻痺させる方法なのだそうです。この方法は、現在世界中で行われているそうです。
世の中には、私たちが知らないような病気、障害でつらい思いをされている方は少なくはないでしょう。少しでも心が楽になれるような、医療機関、相談場所があれば、どれだけ救われるでしょうか。私は、信頼されるような医療機関作り、施設作りを政治には希望したいと思っているのです。


国際ジャーナル報道ニッポン現代画報国際通信社報道通信社現代画報社