2009年9月25日金曜日

現代画報 渡辺純一さん勝訴!

何かと悪いうわさが絶えない中国ですが、またまた印象が悪くなるようなニュースを発見しました。そのニュースの内容はと言えば、日本を代表する作家、渡辺純一さんの著作権侵害事件。9月22日つけの新華社電によれば、もともと渡辺さんは2002年に珠海出版社と「雪舞」などの4作品の翻訳本を、3年間という期限付きで中国国内で出版する契約をしたのだそうです。ところが、この出版社が契約期間が終了しているのにも関わらず、出版・販売を続けていたため、渡辺さんは2008年に提訴したのだそうです。ところが、1審で勝訴した渡辺さんの訴えを、なんど出版社側が不服として控訴していたのだそうです!どんだけ!?そして結局のところ、中国広東省の高級人民法院が渡辺さんの作品をめぐる著作権侵害訴訟の控訴審で、渡辺さんの訴えを認めたそうで、珠海出版社側に出版差し止めと計67万元(約900万円)の賠償を命じる判決を言い渡したそうですよ。中国では二審制で判決が確定するそうです。たった900万円か。。。と思ってしまいそうですが、中国では900万円と言ったらすごいお金なのは、間違いないでしょう。欲を出しすぎた結果が、痛いしっぺ返しをくらうことになりましたね。中国は出版社でさえ、油断ならないのかとびっくりした事件でした。


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