2009年9月14日月曜日

現代画報|モラル・ハラスメント

現代画報9月号に、「モラル・ハラスメント」についての記事が出ていました。
今まで、セクシャル・ハラスメントやパワー・ハラスメントという言葉は聞いたことがありましたが、
モラル・ハラスメントは初めて聞く言葉でしたので、興味を持ち調べてみました。

モラル・ハラスメントとは、精神的な嫌がらせのことで、
言葉や行動で静かに、じわじわと、陰湿に行われるもので、
周りからは見えにくく、些細なことのように見える行為ですが、
それが繰り返し行われることで被害者に対して想像以上の精神的苦痛をもたらすものです。

それは「無視をする」「わざと咳払いをする」「見下すしぐさをする」「否定する」など、
ひとつの行為自体は他人から見たら微妙すぎるので、
愚痴を吐くのも難しく、周りの人に理解してもらえない、
果てには、「自らの性格の問題」とされてしまうこともあります。

被害者の特徴として、「自分の感覚が信じられなくなる」というものがあります。
これは、何をしても、何をいっても、加害者から否定されることが続くと、
いつのまにか自分の感覚に自信が持てなくなってしまうというものです。

職場や家庭内、友達関係の中など、
周りからは見えにくい中で起こりやすいこの「モラルハラスメント」の被害を受けている人たちが、自分の身に何が起こっているのかをはっきりと認識し、
自分を責めることなく安全な場を選択することが
この問題の解決の糸口であり、
被害者の回復にとって有効なことは何か、加害者の気づきと回復はあるのかなどを一人一人が考えていくことが、
モラルハラスメントをなくしていくために必要であると思います。


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