2009年10月9日金曜日

現代画報 群馬県ではカット専門のお店はNG?

昔からある商売でも、そのやり方をほんの少し変えることによって、新しいサービスになる場合があります。最近では当たり前になってきた、駅前のローコストカット店もその一つではないでしょうか。従来の床屋では、洗髪、髭剃りなど総合的なサービスを行っていましたが、その中から、髪を切る部分だけのサービスに限定したのが、このローコストカット店のユニークなところです。確かに、顧客のニーズとしては、余計なサービスがなくても、髪だけ切ってもらえればいい、安ければもっといい、というニーズが合ったということでしょう。そのようなサービスに対して、群馬県では、洗髪設備の設置を義務つけることになったそうです。これはどのような背景があるのでしょうか。群馬県では、公衆衛生の点から、洗髪設備がない床屋はよくないという請願が、いままでのスタイルの床屋さんから出されていたみたいです。そのため、市民などにアンケートをとった結果として、今回の決定に至ったみたいですが、アンケートの結果でも、6割以上の回答者は、特に不衛生とは思わないと答えています。顧客の安全性を低下させるサービスはともかく、今回の決定については、もう少し議論が必要ではないかと思います。


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