2009年8月10日月曜日

現代画報|親の所得が・・・

先日、新聞に目を通しているとこんな記事がありました。
ある大学が昨年度の学力テストの結果を分析したそうです。すると「親の所得が高いと子供の成績は良いが、低所得でも親の心がけ次第で学力向上」という傾向が出ているとというこを明らかにしたそうです。
世帯収入と平均正答率(国語と算数)の関係を見ると、高所得ほど正答率も高い傾向がみられて、最も平均正答率が高かったのは、年収1200万円以上1500万円未満の世帯。年収200万円未満の世帯と比べると平均正答率に20ポイントの開きがあったそうですよ。
親の年収で子供の成績を決められるというのは、子供をもつ親としてはどう思うでしょうか。私は「なんと失礼な」という気持ちになりました。年収が低い家庭の子供でも一生懸命勉強をして「将来、この職業につきたい」という夢をもって努力している子供だっていると思うんです。私が勝手に思っていることですが、親が高所得の場合は塾へ行ったり勉強をする環境がばっちり整わせることができるんじゃないでしょうか。
私自身、高所得の家に育ったわけではありませんが小学校の頃は「私は将来、こんな仕事をしたいんだ」という夢をもっていたものです。そのためには「勉強が必要だ」と親に言われて勉強を頑張ったものです。塾には行っていません。先生に聞いたり、友達の家で一緒に勉強したり・・・。いろいろ方法がありましたから・・・。中学に入ってからは、勉強することが嫌になってしまって全くといっていいほどしませんでした。ですから成績は中学3年間、残念な結果に終わりました。高校の時も同じ、残念な結果に・・・。今思えば「なんで勉強しなかったんだろう」と後悔しています。
成績というのは、子供本人が努力した「結果」ではないでしょうか。努力した「経過」と「結果」・・・。よければどの親だって自分の子供を褒めますよね。
また親の所得に関係なく、「絵本の読み聞かせ」なども成績向上に効果があることもわかったんだそうです。親が心がけていることについて調べたんだそうです。高学力層の親は「小さい頃から絵本の読み聞かせをした」「ニュースや新聞記事について子供と話す」といった回答が多かったんだそうです。
「絵本の読み聞かせ」は子供にはとても大事だ・・・と聞きますよね。字を覚える事もできますし、子供の月齢なりの想像力もつくのではないでしょうか。私も子供の頃、母に毎日絵本を読んでもらっていました。大人になっても本を読むことが好きになりました。子供の頃は作文を書くことが得意になりました。以外と難しい漢字も覚えたりしたものです。いい方向に結果が出ましたよ。
ですから、私も自分の子供には絵本を読んで聞かせています。それは決して「学力向上」のつもりではなく、「想像力を高めるため」のつもりで読ませています。子供が成長したときに、プラスの方向の「結果」に結びついたら親としても嬉しいと思っています。


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