先日ユニクロで買い物をして、その安さと品質の良さに改めて驚いていたのですが、今月号の現代画報に、ユニクロを展開しているファーストリテイリングの創業者柳井正氏の記事があったのでじっくり読みました。ユニークともいえる考え方が、この不況の中で成功を収めたユニクロを作ってきたのだと思います。調べたところ、著作があるというのでさっそく読んでみました。一勝九敗という本で、新潮社から出版された本です。発売されたのは少々前のようで、文庫になっていました。柳井正氏の生い立ちから、ユニクロのできた経緯、さまざまな成功と失敗の数々がつづられています。柳井氏が学生時代はあまり働きたいとは思っていなかったことや、ジャスコに入社後9ヶ月で辞めてしまっていたというのはちょっと驚きでした。また、その成長の過程にはいくつもの失敗もあったことが読んでよくわかりました。この本を読むまでは柳意氏は天才経営者のイメージでしたが、読後には失敗を重ねてそこから何度でも立ち上がって進んでいく、努力家の経営者という印象に変わりました。量もちょうどよく、大変読みやすい本でした。経営者の立場にいる方や、起業を志しているかたは一読をおすすめします。
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