2009年7月10日金曜日

現代画報社|静岡知事選挙

先日行われた静岡県知事選挙では、民主党が推薦する川勝平太氏が初当選しました。民主党は名古屋、さいたま、千葉の各市長選挙に続いての勝利となりました。これにより、麻生政権への求心力はいっそう低下する事が予想されます。マスコミの論調でも、解散を前提に、それがいつ行われるのかという点がポイントになっている様です。もともと麻生政権は、自民党内でも弱小派閥であった麻生氏を福田政権のつなぎとして担ぎ出した感があります。最初から解散、選挙前提の政権といえるかもしれません。その後、リーマンショックに始まった世界的な金融不況などによって、安定した政権の必要性はますます強くなっていると思いますが、日本の政治は混乱を続けてばかりいるように見えます。もともと、お互いの主張をぶつけあうのが得意でない日本人にとって、経済的な発展を主眼として政権を運営してきた自民党の手法は、日本の風土にとても合っていた気もしますが、現在の様な危機的状況になると、決断力のなさが大きな弱点としてクローズアップされているのではないかと思います。先日読んだ報道ニッポンの7月号にも、再生日本という記事がでていましたが、政治の変革なしでは日本の将来も非常に厳しいものと思います。

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