2009年11月8日日曜日

現代画報 老老介護

先日、女優の南田洋子さんが亡くなりました。76歳だったそうです。日本の平均寿命からいくとまだまだ元気なはずの年齢だったはずです。どのテレビ番組も「まだ若い年齢である」ということを伝えていました。
南田洋子さんは4年ほど前から認知症だったそうです。夫であり、俳優の長門裕之さんが懸命の介護をされていたとのことでした。どの新聞、テレビでも「老老介護」というように記事に載っていたり、放送されていたのです。以前、雑誌「現代画報」にも「介護」についての特集が紹介されていたように思います。
この「老老介護」という状況にある方々は、今の時代多いのではないでしょうか。子供がいない夫婦、また子供がいてもかなりの距離に住んでいるために世話にはなれないという方、そのために介護する側が高齢者であっても誰にも頼らずに介護をする毎日・・・こういったことを以前、テレビでも特集されていたのです。また「子供には迷惑をかけたくないから」という高齢者の話も紹介されていたのです。
私の知人の親が「老老介護」の生活をしていたのです。それこそ、我が子にも頼らず介護生活を送っていたそうです。せめて、週1回くらいはヘルパーの協力を得ることをすすめたそうですが、「大丈夫」といって少しの息抜きもなく、生活をしていたそうです。数年前に知人の母親は亡くなったそうですが、母親は「介護する側」だったそうです。自分の体調の変化に気づいても弱音を吐かずに周りの人には黙っていたそうです。とうとう悪化し亡くなったそうなのです。
今、介護には程遠い年齢の方もいずれは「高齢者」と呼ばれる立場になるわけです。そうなった時自分が「介護する側」に立ったとしたらどうするでしょうか。また、「高齢者」と呼ばれるまでの年齢になった時に「介護する側」に立ったらどうするでしょう。やはり周りの人の協力、家族同士の協力が一番重要になってくるのかもしれませんね。

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